付録A 用語ミニ辞典

連載の入口 → UI設計の基礎

連載に出てくる言葉を、出てくる順ではなく五十音順に並べました。

用語 意味 出てくる章
アクセシビリティ 目・手・環境の条件が違っても使えること 第6章
アフォーダンス 物がどう扱えるかという性質そのもの。取っ手は「引ける」。ノーマンが広めた言葉で、後に「見せる手がかり」はシグニファイアと呼び分けた 第2章
一貫性 同じ意味のものを同じ見た目・場所・言葉にすること 第1章
ウィザード 順番どおりに一画面ずつ進める手順の形。たまにしかしない手続きに向く 第7章
空の画面(エンプティステート) 一覧に何もないときの画面。いまの状態と次にできることを伝える場所 第7章
寛容な形式 ハイフンの有無や全角半角の違いを受け付け、そろえるのはシステム側で行うこと 第8章
ゲシュタルト(視覚ゲシュタルト) 近いもの・似たものをまとまりとして見る、人の目の性質 第5章
コントラスト比 文字と背景の明るさの差。WCAG は通常の文字で4.5対1以上 第6章
シグニファイア 「ここは押せる」「ここに書ける」と見せる手がかり 第2章
自動入力(オートフィル) ブラウザやパスワードマネージャーが、覚えている値を入力欄に入れること。妨げない 第8章
自動保存 保存ボタンを押さなくても、書いた端から保存されること。取り消しとセットにする 第8章
下書き 途中まで書いたものを、送信前の状態で残しておくこと 第8章
冗長な入力 同じ手続きの中で、前に入れた情報をもう一度入れさせること。WCAG 2.2 は、自動入力か選択で済ませるよう求める 第8章
初期値(デフォルト) 最初から入っている値。多くの人はそのまま使う 第7章
スクリーンリーダー 画面を読み上げる道具。目が見えない人、見えにくい人が使う 第6章
ステップナビゲーション 手続きが何段階あり、いま何番目かを示す部品 第7章
制約(コンストレイント) できないことを、できないように見せる・させないこと 第4章
対応づけ(マッピング) 操作する場所と、結果が出る場所の対応が見て分かること 第7章
代替テキスト 画像やアイコンの代わりに読み上げられる言葉 第2章、第6章
段階的開示(プログレッシブ・ディスクロージャー) よく使うものだけ先に見せ、残りは開いたときだけ見せること 第7章
チェックボックス 複数の項目から好きな数だけ選ぶ部品。保存と一緒に効く 第3章
デザインシステム 色・文字・部品とその使い方をまとめた公開の設計指針。デジタル庁、Apple、Google が公開している 第1章
トグル(スイッチ) 切り替えた瞬間に効く二択の部品 第3章
パスワードマネージャー パスワードを覚えて代わりに入力する道具。貼り付けと自動入力を許すと使える 第8章
パンくず 「ホーム › 注文 › お届け先」のような現在地の表示 第7章
ヒックの法則 選択肢が増えるほど、選ぶのに時間がかかる 第5章
ヒューリスティック 経験から導いた判断の目安。NN/g の「10原則」はこの意味 第1章
フィードバック 操作の結果がすぐ返ってくること 第4章
フィッツの法則 目標が大きく近いほど、速く正確に押せる 第5章
フォーカス キーボード操作で、いま選ばれている部品。見えていないと迷子になる 第6章
プレースホルダー 入力欄の中に薄く出る入力例。ラベルの代わりにしない 第3章
メンタルモデル(概念モデル) 利用者が頭の中に持っている「こう動くはず」という理解。ノーマンは概念モデルと呼ぶ 第1章、第7章
モード 同じ操作の意味が、場面によって変わる状態。できるだけ作らない 第7章
ラジオボタン 複数の選択肢から一つだけ選ぶ部品 第3章
UI ユーザーインターフェース。人が触れる画面と操作 全章
UX ユーザー体験。画面だけでなく、使う前後を含めた体験全体 全章
WCAG ウェブコンテンツ・アクセシビリティ・ガイドライン。W3C が定める国際基準。最新版は 2.2 第6章、第8章

→ 出典と書籍